飲食店のアンケートでできること

飲食店のお客様アンケートは、やり方のコツをつかめば様々な施策に活かすことができます。

ただ、1回のアンケートで答えてもらう量は限られますので、「○○のためにアンケートをとるんだ!」と端的に言えるくらい、目的をシャープに、明確にして実施しましょう。

今回は、飲食店で新規顧客(トライアー)を増やす施策を考えるためのアンケートの例を紹介します。

新規顧客の定義はシンプルに、「まだ1回も利用したことのない人」としてお話ししていきます。

飲食店で新規顧客を増やす施策を検討するためのアンケート例(テンプレート)

いつも当店をご利用いただきありがとうございます。
このアンケート結果は、サービスの改善に活用させていただきます。
何卒ご協力のほどお願いいたします。

【Q1.性別】
男性 ・ 女性

【Q2.年代】
10代・20代・30代・40代・50代・60代・70代以上

【Q3.来店頻度】
週1回以上・月2~3回・月1回・2~3ヶ月に1回・半年に1回・1年に1回・今回が初めて

【Q4.当店を何で知りましたか?】
1.通りかかって 2.駅前の看板 3.チラシ 4.知人の口コミ 5.グルメサイト(ぐるなび等)6.店舗のホームページ 7.Facebook 8.Twitter 9.Instagram 10.その他(記入欄)

【Q5.初めて当店を利用したとき、何が決め手になって利用を決めましたか?】

【Q6.初めて当店に入店や予約を決める際、「迷い」はありましたか?】
1.全く迷わずすぐに利用を決めた 2.少し迷って利用を決めた 3.かなり迷って利用を決めた 3.覚えていない

※前問で2または3を選んだ方にお聞きします。
【Q7.初めて当店を利用する際、どんなことに迷いや不安を感じましたか?】

(記入欄)

基本情報

上記の設問について解説していきます。

【Q1.性別】
【Q2.年代】
【Q3.来店頻度】

性別、年代、リピート有無によって、初回来店時のハードルの高さ(Q6の迷いに関する回答)に違いがあるかを確認するために取得しておきます。

認知経路

【Q4.当店を何で知りましたか?】

実施している販促施策や運営しているSNSはすべて選択肢に入れておきましょう。

その他(記入欄)を入れておくと、選択肢に抜け漏れがあっても安心です。

トライアル(初回利用)の決め手

【Q5.初めて当店を利用したとき、何が決め手になって利用を決めましたか?】

何が入店の決め手になっているのかを把握します。

その決め手となっている点は変えずに継続し、さらに魅力を伸ばす方法を考え、新規顧客の入店を促進しましょう。

入店時のハードルを把握する

【Q6.初めて当店に入店や予約を決める際、「迷い」はありましたか?】
1.全く迷わずすぐに利用を決めた 2.少し迷って利用を決めた 3.かなり迷って利用を決めた 3.覚えていない

※前問で2または3を選んだ方にお聞きします。
【Q7.初めて当店を利用する際、どんなことに迷いや不安を感じましたか?】

(記入欄)

初めて入店する際に、即決できているのかを確認します(常連さんは初回来店のことは覚えていないかもしれないため、適当な回答を防ぐため「覚えていない」の選択肢を入れています)。

ほとんどのお客様が即決できているのであれば、とにかくターゲットに対して認知を増やせばお客様は増えると思われます。

初めての利用を検討する際に迷いが生じているのであれば、その迷いが消えるような施策を検討しましょう。

最後に

以上、飲食店で「新規顧客」を増やすためお客様アンケート例をご紹介しました。

飲食店のアンケートで、ここまで目的を明確にして実施しているものはあまり見かけませんが、このくらい目的を絞ってアンケートを取った方が結果を有効に活用できます。
その方がアンケート結果をアクション(行動)につなげやすく、目的に合った回答を得やすいためです。

ぜひやってみてください。